東京都とは思えないほど豊かな自然の中に、黒茶屋はあります。
敷地は広く、テラスや茶房、テイクアウトやおみやげ処もあります。
黒茶屋でのお食事の後にゆっくりすることもはもちろん、コースのお料理を頼まずとも気軽に訪れることができます。
秋川渓谷を眼下に、築300年の歴史ある庄屋屋敷でお食事を。
店舗情報
〒190-0165
東京都あきる野市小中野167
☎042-596-0129
お食事
国産牛をメインとしたコース「あじさい」を予約。
大きな水車の横を通り、受付へ。
お食事するお部屋は受付から少し歩いたところで、素敵なお庭を通って行きました。
神無月「あじさい」お献立
[先付]
勾玉豆富 旨出汁ゼリー
[前菜]
菊花浸し
渋皮栗甘露煮
酢味味噌掛け
合鴨燻製
石川芋衣かつぎ
栗さつま芋寄せ
白和え
小蕪甘酢漬け
白根百合栂ノ尾煮
[椀物]
きのこ汁
柚子胡椒、茸いろいろ、里芋、粟麩
[向付]
紅鱒焼き霜ごま和え
南瓜麩
あしらい
[焼物]
国産牛炭火焼と山女魚塩焼き
[揚物]
じゃが芋大葉焼き
柿
舞茸
[止肴]
菊花和え 胡麻酢
柿、山くらげ、海月、胡瓜甘酢漬け
[食事]
栗さつま芋ごはん
汁
香の物
黒じゃこ山椒
[水物]
秋の実れもんゼリー寄せ
梨、柿、甘露煮、丸十レモン煮、黒豆
[甘味]
おやき
たぬきごと
この秋に父が長年勤めていた会社を定年退職。
どこか良いところで食事を、と考えていたところ母から希望があり黒茶屋へ。
完全個室だったので、この時期でも安心して利用することができました。
また、お部屋から見えるお庭がとても素敵で自然と会話も弾みます。
池に面したお部屋には椅子の置いてある縁側が付いており、そちらも自由に使うことができます。
部屋の違う面からは人工の小さな滝が見え、池に水が流れていくのですが、ふと見るとサワガニがいました。
ちょこんと、まるで置物のようなサワガニ。
お給仕さんに話すと
「何年か前にサワガニの親子がいたけれど、以来見てなかったからどうしたかなと思っていた」
とのこと。
サワガニが見られたのはとてもラッキーなようでした。
御料理はどれも美しく美味しい。
季節の食材の良いところを正しく頂いた感じがします。
それもそのはず、
じゃが芋の大葉巻きの天ぷらは、じゃが芋が切っただけではなく一度蒸かして形成されたようだし、栗ごはんの栗も炊き込まれているのとは別に調理された栗が乗っていたりと、手間がかけられているのがわかります。
一品一品は上品で少量だと思っていましたが、十分な量。
質と量ともに大満足です。
お給仕さんたちにも大変良くしていただきました。
母は「幸せ」と何度も口にしてくれていたし、父も終始笑顔。
おかげで素敵な思い出となりました。
また是非伺いたいお店であり、
大切な人や特別な日に心からおすすめしたいお店です。
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