花の百名山 秋田駒ケ岳|秋田県

山|Mountain climbing
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秋田駒ケ岳は1,623mの活火山。
花の百名山の一つ。

本峰の男岳、火山丘の女岳、寄生火山の男女岳(おなめだけ)から成る。

男女(おなめ)とは古語で妾のこと。
中央部にある男岳が妾を持っているので、本妻の女岳が怒って時々噴火したとかしないとか。

出発前に確認する事

クマに注意

秋田駒ケ岳にはクマが生息しています。
目撃情報も珍しくないようで、実際に事故も起きています。

不幸な出逢いをしないためにも、仙北市田沢湖観光案内所「フォレイク」、アルパこまくさ、秋田駒ケ岳八合目避難小屋などに掲出するポスター、配布する安全チラシなどを事前に確認!

火山情報

秋田駒ヶ岳は活火山です。
現在も地熱活動が続いているので、登山をする際は最新の火山情報を確認すること!

マイカー規制

混雑解消と自然環境保護のため、マイカー規制を実施しています。
仙北市のホームページより、期間や時間を事前に確認することをおすすめします。

マイカー規制時には代替バスが運行しています。
逆に言えば、マイカー規制時以外には代替バスは走っていないので、自分で駒ヶ岳八合目を目指さなければなりません。

車の運転が得意な方はマイカーで良いと思いますが、駒ヶ岳八合目までの道は細い部分も多く、車がすれ違うのにやっとという箇所もあります。
タクシーは規制対象外なので、運転に自信のない方はタクシーも選択肢の一つかもしれません。

ムーミン谷を目指して出発!

登山日は2022年8月29日 土曜日。
天気は全国的に晴れ。

お天気の良さは秋田県も例外ではなかったのですが、それは市街の話。
山の上は違うようでした。
下から見て、雲がばっちりかかっているのがわかります。

無理だと感じたら登らずに引き返すことも考えて、出発しました。

8合目まで

運転に自信のない私たち。
バスを利用するつもりが、前日に改めて調べたらマイカー規制時以外にはバスが走っていないことが判明!

『反対から車が来ませんように』と祈りながら、早朝に出発しました。

八合目付近の道路。(帰り)

朝早かったこともあり、反対から降りてくる車には遭遇せず。
後ろから猛スピードで登ってきた1台にだけ、道を譲りました。

帰りも1台すれ違っただけで、すぐに避けられる空間があったので助かりました。
タイミングが悪かったら、かなりバックで下がらないといけない箇所もあります。

悪天候の秋田駒ケ岳

無事に八合目に着くものの、天気は最悪。

駐車場には既に数台停まっていましたが、よく見たら全員車内待機!
そんな中、登山初心者の私たちが先導をきるはずもなく・・・
同じように停車させて待機していると、車が揺れるほどの強風。

「どうしよう」と30分くらい考えていると、強風で雲が流れて時折日差しが顔を出す様に。
周りも登山の準備を始めたので、様子を見ながら私たちも出発を決意します。

クマ除け

山道に入るとすぐに、クマよけの棒。
やっぱりいるのね・・・と怯えつつ「お邪魔します」の気持ちを込めて叩き鳴らしました。

赤い足元は初めてで、なんだか新鮮な気持ち。
また、ガスっている中の登山も初めて。

どきどきしながら進み
「もしも引き返すなら、引き返すタイミングを見誤らない」ように常に頭の片隅で考えてました。

なんだか天国の様でもあった

阿弥陀池まで来るも、池の全貌は見えず。

池がそこにあるのはわかるものの、先が見えないので三途の川ってこんな感じなのかもしれないと思いました。
すれ違う人も、遠くに見える人もなく、少し怖い気持ちもあったけれど、霧がかった景色はどこか幻想的。

「ムーミン谷」と呼ばれる箇所があり、それを見るのが一つの目的だったのですが早々に諦め。
どこにあったのかもわからずに通過してきました。

一番恐怖を感じたのは、焼森

ないもない山頂を強風だけが吹き荒れる。

強風を遮るものはなにもないので、立っているのがやっと。
スマートフォンすら飛ばされそうで、足元は滑り、初めて感じる恐怖でした。

阿弥陀池が天国の印象なら、こちらは黒くて殺風景で地獄の様。

焼森を過ぎると、晴れ間が。

風が強いのは変わらずで、雲が流れるように過ぎていきます。
雲が山に影を作り、その影が刻々と様子を変えるのが面白い。

山のコントラストが美しかったです。

最後の最後に晴れてくれて「これはご褒美景色だ!」と元気に下山しました。
あまりの美しさに下山が名残惜しいほど。

さすがは花の百名山

あいにくのお天気でしたが、さすがは花の百名山。
知識不足で名前はわからないのですが色とりどりの花が咲いていて、楽しませてくれました。

こんな天候だったからこそ撮れた一枚

たぬきごと

今まで晴れの登山しかしていなかったので、初めて雲に飲まれた登山となりました。
まだまだ初心者ハイカーだけれど、今回の登山で少しだけレベルアップしたような気がします。
ムーミン谷が見られなかったので、またいつか来て、次こそは・・・!と思います。

歩いたコース
コースタイム

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