血流がすべて解決する|堀江昭佳

タヌキのシッポ
スポンサーリンク

朝起きた瞬間から疲れていませんか?
昼間、だるくてやる気が出ないなんてことはありませんか?
夜眠れなくてイライラしませんか?

すべての心と体の不調は「血流」が原因かもしれません。

逆に朝気持ちよく目覚めると、明るい気持ちで一日が始まりませんか?
運動をしたあと、爽快感を感じませんか?
おいしいものを食べると、幸せな気持ちになりませんか?

これらは心と体が結びつき、血流が影響している証拠だと漢方薬剤師 堀江昭佳氏は言います。

彼の著書「血流をすべて解決する」を読めば、血流の大切さを理解し、血流を増やして、心と体の悩みを解決させることができます。

血液サラサラにしても血流はよくならない

血液サラサラにしても血流はよくならないと言われて、最初から軽い衝撃を受けました。
少し考えてみればわかりますが、そもそも血が足らない人はいくら血液をサラサラにしても効果がありません。それどころか、足らない血を無理やり全身に巡らせようとすることで、眩暈がしたり気分が悪くなったりと、逆に体調を崩すこともあるそうです。

血流が悪くなる理由は次の3つ。
1、 血が作れない。(気虚体質)
2、 血が足りない。(血虚体質)
3、 血が流れない。(気滞瘀血体質)

1の人は、疲れやすく、やる気がでない
2の人は、婦人科系のトラブルが多い。
3の人は、ストレスに弱くイライラしがちになると言います。

本書ではそれぞれのタイプにチェックリストがあるので、自分が何にどれくらい当てはまっているのか確認することができます。

血流をよくする時間は4カ月

血流をよくするためにはまず「気虚」の改善、順を追って「血虚」「気滞瘀血」の改善を行います。期間は4カ月。
正直、私はそんなにかかるのか!と思ってしまいました。
でも今後の人生がより良いものとなるのであれば目先の4カ月は短いかもしれません。
そして今まで正しい知識で手入れをしていなかった自分の器と生活習慣と向き合ういい機会でもあります。

血をつくる

まずは「気虚」の改善。
改善の目安は、朝きちんとお腹がすいていること。

満腹よりも空腹がいい、ということなので空腹の時間を大切に。
お腹がすいてお腹が鳴るのは食べ物を欲しているのだと思ったら、本当は掃除中だから食べないでという合図というのには驚き。
お腹が鳴るのは恥ずかしいし、すぐに食べ物を入れていたこれまでを猛省。

現代人の胃腸は休みを要している場合が多いそうです。

寝る前の満腹も厳禁。
腹八分目ができないのなら、いっそ一週間夕食断食がおすすめされています。
結果、内側から若返ることができるとか。

食事は旬の野菜を。
そして血を増やしたければ鶏肉、とくに参鶏湯がいいそうです。

血を増やす

次に「血虚」の改善。
改善の目安は、夢を見ることが減ったり、朝すっきり起きられたりするようになること。

血を増やすためには23時までに寝るだけでいいそう。

とはいえ、質の良い眠りにするには・・・?

朝は起きたら太陽の光を5分浴びること。
体内時計がリセットされて、不眠の解消にもなるそうです。

寝る前にスマホをいじるのはもちろんやめた方がいいし、体温が高いと眠りにつけないので、就寝前の入浴も避けた方がいいでしょう。

寝る前は本書で紹介されている「完全呼吸」をしてリラックスをすること。

血を巡らせる

最後に「気滞瘀血体質」の改善。
全てがクリアされるとストレスも減り、心身ともに調子がよくなると言います。

女性の血流を左右するのは、静脈
第二の心臓ともいわれるふくらはぎを鍛えることで、直接的に血流を促します。
むくんでいたら、マッサージを。

おすすめのツボは「三陰交」「血海」のふたつ。
押せば血流の泉が湧くといいます。

冷やすことも厳禁です。
冷えによって血流が悪くなり、血流がわるくなることでされに冷えるという悪循環しか生まれません。
血流をよくすれば、下半身太りも解消されるというから、やる気も漲ります!

タヌメモ

ここではご紹介しきれない有力な情報と知識が詰まった一冊でした。
難しいことは書いてありません。
マッサージや呼吸法なども載っていて、日ごろのちょっとした時間に取り入れられるものばかりです。

著者の説明を読むと、理にかなっていることがわかるので、スッと入ってきます。
自然と自分の体の現状を念頭に置いて読み進めるので「だからこういう不調がでているのか」「ここを改善しなければいけないからこういう働きのあるものを取り入れたらいいのか」といった具合です。

そしてなんだか明るい気持ちになります。

ということで、まずは血を作るところから。
胃腸を整えることから始めてみます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました