生きていると良いことも悪いことも含め、色々なことがあります。
外からの影響によって、心がざわつくこともしばしば。
でも心がざわつくことばかりに囚われ続けるのは勿体ない気がするし、原因は外にあれど、その気持ちを抱えているのは他でもない自分自身です。
結局は自分次第だとしたら、少し考え方を変えてみるだけで自分を救えるのではないかと。
今、ちょっと落ち込み気味なので、タヌキ自身のためにも「ポジティブ思考の作り方」を記しておこうと思いました。
ネガティブ思考もすべてが悪いわけではない
もともとスーパーネガティブ思考の持ち主であった、 筆者タヌキ。
些細なことで心を痛め、ときには自分で傷口に塩を塗り込んで涙をながしているようなことさえありました。
でも大半は自分で自分を追い詰めているだけだと気づいたのです。だとしたら、自分を救えるのも結局は自分なのではないか、と思いました。
もちろん、どうしようもないこともあります。
例えば私の場合、PMS(月経前症候群)の影響でメンタルがやられてしまう周期があります。
そんな時は、理由もなく消えてしまいたくなります。
「人間をやめて、トイレットペーパーにでもなってしまいたい。」
「でも誰にでも毎日必要とされるトイレットペーパーと今の自分を比較するなんて、トイレットペーパーに失礼だ。」
「私はトイレットペーパー以下の存在価値だ。」と謎にけちょんけちょんな時もありました。
ほんの少しのホルモンバランスの変化で、大きく気持ちまで変化させられてしまうのは不思議なものです。
こうなったときは、これはPMSのせいだと認識すること。
一時的なものだとわかっていれば、その時だけは無理に元気をだそうとせず、とことん一人静かに落ち込むのもありだと思います。
今でも簡単にネガティブの闇にずぶずぶと沈むことはできますが、ネガティブ思考も悪いことばかりでありません。
例えば何か発表を控えているなど、ある出来事に対する事前のネガティブ思考であれば、想像しがちなのは「最悪の事態」です。
ネガティブ思考であると、それを回避するために試行錯誤や努力することができます。
私の場合、何度練習しても安心を得ることができないので、ひたすら練習を重ねた結果、本番は成功することが多いです。
また、ある出来事に対する事後のネガティブ思考であれば、きちんと反省することができます。
思い通りの結果にならなかったことに対して、結果をおざなりにして次に進んでしまうのではなく、一度立ちどまって見つめ直すことは大切です。
このように、ちょっとずつネガティブな自分も認めてあげることも自分を救う第一歩です。
ポジティブ思考の作り方
ネガティブ思考の沼に浸ることも悪い事ではないけれど、底なしである沼からは、這い上がる手段も用意しておかなければなりません。
姿がなくなるまでネガティブ思考の沼に沈んでしまうのは、命とりです。
ここからは、タヌキ流の自分の救出方法をご紹介します。
1/宇宙
これは「案外ちっぽけな悩みだ!」と客観視する方法です。
まずここに、悩みを抱えている自分のことを第三者的な目で見つめてみます。
次に自分の周りにいる人たちのことを眺めるなり想像してみて、彼らにも多かれ少なかれ悩みがあることを想像します。
ここから徐々に日本中の人、世界中の人・・・と視点を広げていくと、悩みというものは自分だけが抱えている特別なものではなくて、目に見えないだけで誰もが抱えているものだとわかります。
そして、広げた宇宙レベルの視点から再度自分を見つめてみると、ちょっとちっぽけに見えてきませんか。実際、ちっぽけなのかもしれません。
もっと大きな悩みや問題に立ち向かっている人だっているのだから、それに比べたら小さい自分の悩みなんか越えられると信じられます。
1か月後には解放
人は同じ悩みをどれだけの期間、抱えるのでしょうか。
私の場合はだいたい長くて一ヶ月です。
今、抱えている悩みも一ヶ月すれば解決しています。
解決しておらず引き続き同じことで悩んでいたとしても、なにかしら進展なり変化はあるはずです。
先月は何に悩んでいたでしょうか。
きっと今の悩みとは異なるでしょうし、もしかしたら既に忘れているかもしれません。
今月もきっとそう。
今はいっぱいいっぱいかもしれないけれど、きっと近い将来には解放されています。
視野を広げる
問題に直面しているときは、その問題に集中しすぎてしまい、視野が狭くなっていることが多いです。
そうすると大切なものも見失いがちです。
大海原に落とされて、溺れそうな自分と迫りくる波に目を奪われるあまり、救助の浮き輪が目に入らねば、溺れてしまいます。
悩んでいるときこそ、他のことに意識を向ける視野の広さが必要だと思います。
その日の100%
「今日は頑張れない」そんな日もあります。
頑張れない日は頑張れない日で、その日できる100%を目指せば良いと思います。
昨日の自分と比較したら今日の自分は70%かもしれないけれど、今日は今日として、今日の自分ができる100%を。
「毎日完璧な100%」を作るのは疲れてしまうので、たまには力を抜くことも大切です。
100%は変動していい。
その日にできる、最大限のことができれば良しとしています。
小さな幸せ
どんなに悪い日でも、良いことは転がっているはずだと信じています。
自分が見つけられていないだけ。
視野が狭くなっているのと同じような状態です。
そんな時は「通勤途中にきれいな花が咲いていた」とか「お釣りの100円玉がピカピカだった」とか、どんなことでも良いので小さな幸せを見つけると少し気分があがります。
どうしても見つからなければ、自分で作ってしまえばいいのです。
「気になっていたお菓子をついに買って食べる」とか「定時であがった(あがってやった)」とか、人の迷惑になることでなければ下らなくても何でもいいです。
幸せと笑いの沸点は低いに超したことはないのではないでしょうか。
塵も積もれば山となります。小さな幸せを拾い集めてみましょう。
タヌメモ
人の性格は急には変えられません。
それは30年以上生きてきて、痛感していることです。
でも、少しずつ変えることはできます。これは実感したことです。
繰り返しになりますが、ネガティブ思考がすべて悪いわけではありません。
いい作用があることもあります。
しかしながら、「ネガティブ」という言葉の印象が良くないのがその証拠に、ネガティブ思考を極めた結果、良い人生を得られたと言えることはないと思います。
徐々に、でいいです。
ポジティブ思考を得ると生きやすくなります。
自分を守るためにも苦しくなったら、タダなので騙されたと思って試してみてください。
以上、タヌキ流のポジティブ思考の作り方でした。
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