年を重ねるにつれ、自分の体についてきちんと考えるようになりました。
生理痛に悩んでいた時に、友人に勧められたのが布ナプキン。
いろいろ調べた結果、nunonaの布ナプキン「はじめてセット」を使ってみることにして、半年以上が経ちました。
そこで、実際に使ってみて感じたメリットとデメリットについてまとめました。
私は完全に布ナプキンに切り替えたわけではなく、うまく使い分けをして過ごしています。
体にもいい傾向がみられたので、これからも使い続けていくでしょう。
今から布ナプキンを使ってみようか考えている人の参考になればと思います。
布ナプキンとは
布ナプキンとは、文字通り布で作られたナプキンのこと。
布で作られているので肌当たりもやわらかく、洗濯をしてくり返し使うことができるので、ゴミが出ません。女性の体へはもちろん、地球にも優しいナプキンです。
メリット
環境にやさしい
布ナプキンは洗って繰り返し使うので、生理ごみが減ります。
ごみ捨ての日まで貯めておくこともないので、においからも解放されます。
身体にやさしい
布ナプキンは綿、シルク、リネンなど、下着に使われるものと同じ布を使用しています。
そのため、やわらかな肌ざわりで付け心地が良いので、肌になじみ、違和感がありません。
生理痛が和らぐ
私も私の友人も例外ではなく、生理痛が軽くなりました。
生理痛は「冷え」も関係してくるので、空気を多く含んで布の保温効果がある布ナプキンが効果を発揮しているのかもしれません。
対して紙ナプキンは水を吸ってゼリー状にしてくれるプラスチック(高分子吸収ポリマー)が、冷やしている可能性があるそうです。
デリケートな部分ですから、些細なことも敏感に反応するのかもしれません。
生理用品を買いに行くストレスが減る
「うっかり買い置きがない!」や「また買いに行かなきゃ・・・」というストレスが減ります。
トイレットペーパーほど大きくないけれど、紙ナプキンの買い物もなかなか大きくてかさばるし、買い物袋から透けていないか、とかそういう事にまで気を遣います。
布ナプキンがあれば、大量にストックしておく必要もないので収納スペースも空きができます。
「布ナプキンがあるし」という心の余裕にも。
スナップボタンで下着の傷みも軽減
通常、紙ナプキンは粘着テープで固定しますが、布ナプキンにはスナップボタンが付いています。
下着に粘着テープを貼らなくて済むので、下着の傷みが軽減します。
また、交換するときに音も出ないので「トイレで使い捨てナプキンを剥がす音が、周りに聞こえてしまって恥ずかしい」という悩みも解消されます。
デメリット
初期費用がかかる
使い捨てナプキンは1つ約20円です。
対して布ナプキンは1つ約1,500~2,000円です。
圧倒的に布ナプキンの方が高いように見えますが、1日5枚を7日間使ったら約700円。
それが1年だと8,400円、2年だと16,800円です。
布ナプキンは10枚あれば足りるので、揃えるとなると約15,000~20,000円かかりますが数年使えるので、2年で元を取れる結果に。
続けられるのであれば、初期費用はかかりますが、長期的に見たら布ナプキンのほうがお財布にもやさしいのです。
手間がかかる
繰り返し使えるということは、自分で洗わなければいけないということ。
ポイっと捨てることはできません。
しかし自分で洗うと言っても、「予洗い」「漬け置き」「洗濯機」の3ステップなので、自分の手で洗う作業は最初の「予洗い」だけです。
また、日々のおりものや経血の変化に気付きやすくなり、自分の体と向き合うきっかけになります。
漏れが心配
素材本来の吸収力で経血を吸収している布ナプキンは、紙ナプキンと比較すると吸収力はやや劣ってしまいます。
しかし、紙ナプキンと同じように2~3時間ごとに交換をすれば、布ナプキンでも充分に経血を吸収することができます。
外出時はかさばる
紙ナプキンのようにスリムではないので、外出時には荷物になることも。
使用後は密閉できる袋にいれて持ち帰るのですが、それを持ち歩くのが落ち着かないのは、たしかです。
お手入れ方法
使用前のお手入れ
新品の新品の布ナプキンは、本来コットンが持っている油分が残っていることが多いため、使用前に「予洗い」を。
予洗いは、使う前に1度だけ洗濯ネットに入れて洗濯機で洗って乾かせばいいだけです。
このひと手間で布ナプキンの肌触りと吸収力がアップします。
SETP1
まずは予洗いを。
いきなり漬け置きするのではなく、ある程度汚れを洗い流します。
STEP2
洗剤と水をいれたバケツで漬け置き。
漬け置きで使用する洗剤はセスキ炭酸ソーダがおすすめです。
STEP3
半日から一日ほど漬け置きした布ナプキンを洗濯機で洗います。
洗濯機に入れる前には、軽く水洗いを。
おすすめ布ナプキン nunona
おすすめポイント①オーガニック
体の中でも一番デリケートと思われる膣。
紙ナプキンの多くは石油原料の不織布やポリエチレンフィルムなどで作られており、そういったものを密着させていることの影響が不安になり、体のことを考えて安心して使える布ナプキンを探しました。
しかし「オーガニック」を謳っているからといって安易に信じてしまうのは考えもの。
「オーガニック」の定義はまだまだ緩いのが現状です。
nunonaでは世界基準で認められたGOTS(オーガニック・テキスタイル)認証の生地のみを使用し、女性の体を第一に考えた布ナプキン作りを心がけています。
肌面には一般綿を1%も含んでいないオーガニック100%コットンを使用しているので、安心して着けることができると思いました。
おすすめポイント②3D立体形成
nunonaの布ナプキンは当たる吸収面の中央がショーツ面と2つに分かれています。
この構造により、吸水力がアップ。
さらに洗いやすい!!!そして乾きやすい。
とても優秀な作りをしているなと思いました。
おすすめポイント③防水性
nunonaの布ナプキンは、すべての布ナプキンに湿気は逃すのに水は逃さない特別な「透湿防水布」を採用。漏れにくさとムレにくさを両立させています。
安さ重視で防水性のないものに浮気をしたら、布を超えて下着を汚してしまったことがあるので、欠くことのできないポイントです!
たぬきごと
体調が良くなった
科学的には証明されていないとされていますが、実際に生理痛が軽減されたのは本当。
私も半信半疑でしたが、続けざまに痛み止めの薬を飲んでいないと耐えられたかったのが、最近では期間中1回の服用で済むようになりました。
そもそも痛み止めをたくさん飲むことも体(特に胃!)に良くないだろうし、そういった面でも助かりました。
もちろん人によると思います。
しかし体の一番デリケートな部分に化学繊維を密着させていたことの悪影響を考えずにはいられません。
自分にあった使い方を
冒頭でも述べましたが、布ナプキンはたしかに良いと実感していますが、完全に布ナプキンのみで過ごしているわけではありません。
紙ナプキンの方がフィットする形状に作られているので、多い日の夜など心配な日は紙ナプキンにしています。外出先で交換して、使用済みの布ナプキンを持ち歩くことに抵抗があるときも紙ナプキンです。
心身ともに負担のかかる何日間をいかに快適に過ごすことができるかが大切なのではないでしょうか。
紙ナプキンも布ナプキンもそれぞれ良いところがあるので、ライフスタイルに合わせて良いとこ取りをしてうまく取り入れていくと良いと思います。
コメント