運動嫌いが山登りを始めるまでの話

タヌキのシッポ
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2021年11月、自分でも不思議なくらい急に山に惹かれました。

これは二週間でゼロから一つの山を登るまでに至った記録です。
比較的行動力のあるほうではありますが、いつもに増して意欲的に行動しました。
あまりにも無知な初心者すぎて呆れる部分もありかもしれません。
それでも私にはそれらの全てが新鮮でした。

せっかく意を決して揃えたので、これからも体力をつけ、経験を積んで、山を登っていきたい。
これはそんな私がまずはスタートラインに立とうとするまでのお話です。

文化部・運動きらいの私

小学生の音楽クラブから始まり、中高6年間は吹奏楽部。
得意な教科は音楽と国語で、体育と数学がいつも私の成績の足を引っ張っていました。

長年の趣味は読書とピアノ。
大人になってからは専ら美術館や宝塚歌劇団に楽しみを見出し、料理や手芸など、とにかくインドア

運動とは無縁の日々を過ごしていました。

突如、山に登りたい衝動に駆られる

近年、両親は健康のためも兼ね登山を始めていました。
しかし私はチワワ(愛犬)片手に「へぇ~」「すごいねぇ~」と思うばかり。
すごいと思いつつ、標高を聞いてもいまいちピンときません。

また、パートナーのキツネ氏の趣味は私と正反対と言っても過言ではなく、これまで100名山も幾つか制覇しているそれなりの登山経験者。
キツネ氏のタイムがきっちりと記録された100名山の本を見せられても「へぇ~」とパラパラとページをめくるのみでした。

周りに登山が好きな人たちがいながら、無関心だった数年間。
それがどういうわけだが、ある日突如「山に登りたい!」と心から思いました。
これは自分でも不思議な衝動で、どうにも説明ができません。

山に登る前の一週間

「山に登りたい!」と思ったものの、これまでスニーカーすらまともに履いてこなかった私。

登山と言えば、小学生の遠足で登った御岳山(標高929m)と高尾山(標高599m)くらい。
20年以上も前の話です。

もちろん山を登るための、靴も服も鞄も持っていませんでした。

予算を決める

一式揃えるのに10万円かかる。
初め、経験者のキツネ氏からそう言われました。

タヌ
タヌ

キツネ氏は全身ノースフェイスに拘ったから、そんなにかかったんでしょ。

そう思いつつ、一式揃えたらいくらくらいになるのか。
「山に登りたい!」と思った3日後には実際に専門店へ。
私たちは好日山荘へ足を運びました。

結果、アウトドア用品って・・・高いんですね。
でもそれ相応の機能が備わっているから納得。

そしてどうやら本当に初期費用10万円だという事実を目の当たりにしました。

試着をする

試着がとても大事!

普段、私は面倒なので試着をしません。
服は大抵ネットで購入し、これといった失敗もしてこなかったからです。

登山用品に関しても「靴は入ればいい」「ザックは背負うだけだから何でもいい」と思っていました。

とんでもない。

登山用品に関しては、試着必須!

登山靴に至っては、まず専用の測定器で足のサイズから測ってもらうことをお勧めします。
そして実際に履いて、試し歩きをしてみること。
同じサイズなのに、ブランドによっては靴紐を緩めてもどうしても違和感があって、自分の体とは相性が合わないものがあることを知りました。

山での靴擦れは想像するだけでも辛いです。
また、万が一捻挫でもしてしまったら…

たとえ誰かと一緒に登っていても、山登りは個々に負担と責任があります。
ケガをしてしまえば周りの負担を増すことになりかねません。

だからこそ、自分を守るためにしっかり自分の体に合ったものを選ばないといけないと痛感しました。

最低限の装備を揃える

登山の三種の神器は、登山靴ザックレインウェア

好日山荘のスタッフさんにそう教わり、とりあえず初期費用10万円でその3つは買うことに。

加えて私は、機能性タイツ・登山スカート・靴下を購入。
これで予算の10万円を使い切りました。

山を決める

山に惹かれてから二週間。11月13日に私の登山デビューをすることに。

山は陣馬山(標高854.8m)
高尾山のお隣です。

なぜ陣馬山にきめたかというと…

・好日山荘のスタッフさんに勧められたから。
・過去に陣馬山より高い御岳山(標高929m)を登っていたから。
・都内からのアクセスが悪くなかったから。
・いくつかのコースがあり、自分に合った選択がしやすかったから。
・高尾山より混雑していないらしく、自分のペースで登れると思ったから。
・山頂に茶屋があるのが楽しみのひとつになったら。

もし体力に自信がなければ、帰りはロープウェイを選べる山も安心です。
ルールはありません。

安全に楽しく山を登れる選択を。

まとめ

ゼロ初級が山を登ろうと準備をするためのまとめはこちらです。

・予算を決める(今回は初期費用10万円)

・面倒くさがらず試着をする

・最低限の装備を備える(三種の神器は登山靴・ザック・レインウェア)

・無理をしない、自分に合った山を選ぶ

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