【体験談】ニキビ治療にアキュテイン（イソトレチノイン）を服用した話

突然ですが、お肌の話。

ニキビって、ひとつでもできると悲しい気持ちになります。
それがある日次から次へとできるようになってしまい、
気づけば思春期でもないのに顔全体に大きいニキビが・・・想像するだけで辛い。

もう常にお顔が痒いし痛いし、なにを試しても効果がなく、
辛い24~27歳を過ごしたタヌキがどう克服したのか、体験談を語ります。

※下記、商品名等記載しますが、効果は個人差がありますし、私は医療従事者でもなんでもないので、一体験談として読んでいただければ幸いです。

汚肌女子タヌキの苦悩

もともと中学生頃からできはじめたニキビ。
でも「普通」レベルであったと自負しております。

少しできやすいかな、とは思っていたけれど顔全体にできたりはせず、それほどひどい状態になったことはありませんでした。特におでこは皆無でした。

しかし、24歳あたりで増え始め26歳あたりでは手に負えないレベルに。
発生しないと思っていたおでこまで侵されました。
誰も直接は言ってこなかったけれど、当時は友人も家族もとても心配していたらしいです。

でも家族より誰より心配していたのは、この私自身。
クレーターとかにはなっていないものの、増え続けるニキビの恐怖・・・
化粧で隠すのも無理があるとわかっているも、重ねてしまう厚化粧。
しかも厚化粧は崩れやすい。もう悪循環でしかない。

そしてそんな醜さに自信をなくし、人と会うのも億劫に感じるようになっていました。

原因は不明。

強いて言えば、仕事のストレスを抱えていたくらいです。
でもそれだって、思い詰めるほどではなく今となっては迷宮入り。

当時は四六時中、頭の中はニキビのことだらけでした。
時間があれば効きそうなものがないかと調べ、部屋に籠っては鏡を見つめて落ち込む日々でした。

お金と時間の浪費結果

どれだけお金と時間をつぎ込んだでしょうか。

本当にどれも泣けるほど私のニキビには効果がありませんでした…

プロアクティブはそもそも思春期ニキビ用？
一カ月使ってみたものの返品しました。

上3つはそれほどお金も時間もかからないけれど、有名皮膚科は有名なだけに混みすぎ。
3分もかからないで終わる診察に、1時間以上待つこともありました。
診察後の会計もまた時間がかかるし、通院にも時間とお金がかかりました。

それでいて効果はゼロ。本当に病みかかっていました。

その頃発見したのがバイオプランタトリートメント。
なにやらオーガニックの力で肌の新陳代謝を急速に促し、肌が生まれ変わるという仕組み。
同じような症状の人のBefore/After写真をたくさん発見して希望の光を見出して、いざ予約をしました。でもいわゆるエステ、なのでお金がかかります。
月1回2万円～･･･他に化粧水などを勧められると、さらに1万超上乗せ・・・
しがないOLには痛い出費のなか１年ほど通いましたが、上記の通り私のニキビには効果が見られませんでした。でも肌の新陳代謝は目に見えて実感。

あの頃の私の肌にはただただ刺激を与えていただけなのかもしれません。
ニキビの無い肌を取り戻した今、いいサロンがあればまた施術を受けてみたいなとは思っています。

※繰り返しお伝えしますが、個人的な体験談です。ただただ私には合わなかったというお話。

救世主　アキュテイン（イソトレチノイン）

アキュテイン（イソトレチノイン）とは

片っ端から時間とお金の許す限り試してきたわけですが、
最後に藁をもつかむ思いでつかんだ藁が救世主でした。

そこはニキビ治療を専門とするクリニックで、
先生自身がその治療受けて自身のニキビを改善されたとのこと。
服用したのは、アキュテイン（一般名：イソトレチノイン）というニキビ治療の飲み薬。
（ホルモン治療によるニキビ治療もありましたが、私は閃輝暗点という頭痛をもっていたため、アキュテイン治療一択でした。）

アキュテインは中度~重度のニキビに対して使用され、海外では高いレベルで推奨されているそうです。
改善率は90％以上、再発率は30％以下、とのこと。
ただし、日本では未認可…
というのも妊娠中の女性が服用した場合、胎児への催奇形性、流産、早産などの恐れが高い為。
服用をやめても6カ月は避妊を徹底することなど、他にも諸々説明をうけました。
重大な副作用がある薬なので、
服用にあたっては信頼のおける医師の下で納得して受診する事が大切です！
個人輸入はおすすめできません。

未認可の薬なので、保険も適用外。
加えて健康チェックの為、毎月血液検査と尿検査（おそらく女性のみ）は不可欠です。
月2万円ほどの出費でした。

アキュテイン（イソトレチノイン）の効果

効果は抜群。
皮脂がほとんど出されなくなるので、2カ月もするとニキビは抑えられ始めます。

ただ、本当に乾燥がひどい！！！

私の場合、顔の皮膚が乾燥するのではなく、唇の皮が脱皮のごとく剥けました。
リップではそれを補えず、むしろ塗る摩擦によって皮が剥けてしまい、お手洗いで鏡を見てみたら、口の周りがお菓子の食べかすをつけまくったみたいにガピガピになったこともしばしば…
でもこんな一過性の副作用、長いことニキビに悩んでいた私にとっては取るに足らない悲劇。

果たして、1クール（24週）を終えた私の顔からニキビは消えていました。
健康も害すことなく。

後日談

あれから4,5年経ちます。

「改善率90％以上、再発率30％以下」は、たしかでした。
幸い私の場合、1クールで治療は終了。

今では生理前や暴飲暴食をした時には大きなニキビガできてしまう時もありますが、
薬を飲まなくなっても、あの時のようなにはならなくなりました。

健やかな肌を取り戻したわけです。

ピーリングなどのニキビ跡に対する治療は受けなかったので、現在もすっぴんの時やアルコール類を沢山飲んだ時に赤みが気になりますが、年々薄くなっているような気はします。
とはいえ、おそらくニキビができやすい体質であることには変わりなく、気を付けなければなりません。ニキビ撲滅への投資はひと段落ついたので、今後は健やかで美しい肌研究に努めたい所存です。