本日9月4日はリクの四十九日です。
もう亡くなってから49日も経ったのかと思います。
準備編
棺となる箱
箱は予め母がちょうど良さそうなサイズの無地のダンボールを取って置いてくれてました。
「たまねぎ」とか書いてあるのは嫌だったの。
わかります。
母は悲しみながらも手際が良かったです。
リクちゃん、ちょっと失礼〜
と、メジャーで寝ているリクを計測。お誂え向きです。
バスタオル(布)
棺の中に敷きます。
今回は火葬時に一緒に焼かれることになったので、燃やすことのできる普通のバスタオルを使用しました。
素材によっては、燃やせないものもあるので斎場に確認をするとよいでしょう。
保冷剤
亡くなったあとは二時間ほどで硬くなってしまいます。
死後硬直です。
リクは最後の1週間で痩せすぎてしまったせいか、お顔の皮膚が足らなくなってしまったようで、眠っていても瞼がぴっちり閉じなくなってしまいました。
目を閉じようとすると、口が開いてしまいます。
亡くなる前から、どうしようかと母と話していました。
結局、亡くなる瞬間に立ち会えたので泣きながら母が器用に目と口をぎゅっとして閉じました。
足と手は丁寧に折り畳みます。
そうして予め用意しておいた箱に収めた後は、腐敗が遅れるように保冷剤で冷やします。
主にお腹を中心に、保冷剤を敷き詰めます。
リクが亡くなったのは夏場だったので、うちにある大きなクーラーボックスで保管する案もでましたが、蓋をしてしまうのは可哀想。
葬儀までは14時間ほどだったので、保冷剤と冷房で問題なく対応できました。
持ち物
斎場によると思いますが、この度お世話になったところでは事前に以下のものを持ってきてくださいとのことでした。
・写真(自立するフレームがあると良い)・好きだった食べ物・好きだったおもちゃ・献花・白い布、またはバスタオル
葬儀の流れ
いよいよ最後のお別れです。
この日は祝日だったので、偶然にも妹もお休みで、子供を旦那に預けて来てくれました。
そして他に2名、私たち家族と一緒に参列してくれました。
斎場に着くと、係りの方が出迎えてくれます。
祭壇が用意されているので、そこへ箱から出したリクと、持ってきた写真を飾ります。
ひとり横たわるリクは、やはりすごく小さくて。
人と同じようにお焼香をしました。
最後にみんなで「ありがとう」と言って撫で、ひとりずつ抱っこをしました。
リクは家族以外には絶対に抱っこさせなかったので、たまに面倒を見てくれた参列者の二人はこの日初めてリクにガルガルされずに抱っこしました。
そして、火葬する台の上へ。
いっぱいのお花と、大好きだったご飯と、大好きだったぬいぐるみと一緒に荼毘に付しました。
お骨はとても丁寧に並べられ、芸術品のようでした。
見送った時とは異なる状態になっており、その施しに感嘆するほど。
ひとつひとつ丁寧に説明してもらいみんなで骨壷へ。
後ろ足から順番に頭の方へ。
最終的には「お座り」の状態で骨壷へ治まりました。
小型犬の頭蓋骨は大変薄く80%が崩れてしまうそうなのですが、リクはほぼ完全な状態で歯も残るほど。
投薬もしていなかったので綺麗な骨で、やはり強い子でした。
爪や喉仏、膝の骨など、とても小さくて細い骨が愛おしかった。
尻尾の骨は、先端に向かって徐々に細く小さく。
骨になっても可愛い!!!
という犬バカ具合の一家でした。
ここまでくると私の心はかなり落ち着きます。
諦めのような達成感のような。
どこかすっきりした気持ち。
リクはもういない。
ちょっとずつ受け入れていく。
もうあの小さなふわふわに一生会えないということは絶対。
リクの感触を忘れたくなくて沢山撫でたのだけれど、何故だか何度撫でてもどうしても私の手はあの感触を覚えられなかった。
それでも沢山撫でて「ありがとう」を伝えました。
小さなリクの、小さいなお葬式。
とても素敵なお葬式でした。
虹の橋(詩)
作者不明の「虹の橋」という詩があります。
沢山の言語で訳されており、どんな壁もなく世界中の愛するペットを亡くした人々の心を癒すような詩です。本当に虹の橋があるかは知る由もないけれど、こうであったらいいなと思います。
日本語
天国には「虹の橋」と呼ばれる場所があります。
飼い主にこよなく愛されていた動物は全て、この虹の橋に集まります。
誰もが皆、走り回ったり遊んだり出来るよう、ここには草原や小高い丘があります。
食べ物も飲み水も豊富にあり、太陽が暖かく照り付けてとっても心地よい場所です。
病気や老いで弱っていた動物たちは、全て元の元気な体に戻ります。
傷ついたり体が不自由だった動物たちも、全て健康で活力に満ちた体を取り戻します。
それはちょうど、飼い主がペットが元気だった頃を懐かしむときの姿です。
動物たちは皆満ち足りており、何の不満もありません。
でも、たった一つだけ、気がかりなことがあります。
それは一緒に虹の橋に連れてくることの出来なかった、飼い主であるあなたのことです。
動物たちはみんな仲良く集まってはしゃぎ回りますが、そのうちふと足を止めて遠くを見つめるときが来るでしょう。
やがて瞳がらんらんと輝き、体が震えだしたかと思うと、突然仲間のもとから離れて緑の草原を駆け抜け、飛ぶように走りに走るのです。
そう、あなたを見つけたのです。
特別な感情で結ばれたあなたと友達は、とうとうこの場所で再会を果たし、もう二度と別れることのない新たな出会いに胸を躍らせます。
友達はあなたの顔にキスの雨を降らせ、あなたも懐かしい友達の体を撫でて長いこと見ることの無かったその瞳を見つめます。
片時も忘れることの無かったその瞳を。
そうしてあなたと友達は、共に虹の橋を渡るのです。
(引用 :子犬のへや)
英語
There is a bridge connecting Heaven and Earth.
It is called the Rainbow Bridge because of all its beautiful colors.
Just this side of the Rainbow Bridge there is a land of meadows, hills and valleys with lush green grass.
When a beloved pet dies, the pet goes to this place.
There is always food and water and warm spring weather.
The old and frail animals are young again.
Those who were sick, hurt or in pain are made whole again.
There is only one thing missing, they are not with their special person who loved them so much on earth.
So each day they run and play until the day comes when one suddenly stops playing and looks up!
The nose twitches!The ears are up!
The eyes are staring and this one runs from the group!
You have been seen and when you and your special friend meet, you take him in your arms and hug him.
He licks and kisses your face again and again – and you look once more into the eyes of your best friend and trusting pet.
Then you cross the Rainbow Bridge together never again to be apart.
(引用 :子犬のへや)
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