にんにくをたっぷりと使った、ジョージア料理のシュクメルリ。
世界一周をしたときに本場のシュクメルリを食べたというキツネ氏の話を参考に、おうちでもシュクメルリを作ってみることにしました。
作り方はとても簡単!
今回は色々と入れてみましたが、食材もシンプルなものだけで十分に美味しくできます。
シュクメルリとは
そもそもシュクメルリ(shkmeruli)とは、鶏肉をたっぷりのガーリックソースで煮込んだジョージアの伝統料理です。
シュクメルリ村で作られていたことから、そのまま料理にもシュクメルリという名が付いたとか。
主な食材は、鶏肉・にんにく・牛乳といたってシンプル。
これにパンを添えていただきます。
キツネ氏曰く、現地のシュクメルリはパンとワインによく合うものの、結構しょっぱく、翌日はむくみで顔がパンパンになったとか。
そうなるとわかっていても、美味しくて旅中二度食べに行ったそうです。
レシピ
材料
・鶏肉 300g(今回はむね肉を使用)
・有塩バター 20g
・すりおろしにんにく 大さじ1
・きざみにんにく 大さじ1
☆白ワイン 100ml
☆牛乳 200ml
☆コンソメ顆粒 小さじ2
☆コリアンダーパウダー 小さじ1/4
☆ローリエ 1枚
・生クリーム 100ml
・ピザ用チーズ 好きなだけ
・パセリ 適当
作り方
- 鶏肉は一口大に切る。
- フライパンで有塩バターを弱火で溶かし、にんにくを入れ、じっくり香りを移していく。
- にんにくが焦げる前に鶏肉を入れ、焼き色が付いたら☆を加えて、10分ほど煮込む。
- 火を止めて生クリームを回し入れ、ピザ用チーズをかけてオーブンまたはオーブントースターで軽く焼き色がつくまで焼き、パセリを散らしたら完成。
タヌメモ
レシピについて一言
生クリームやコリアンダーパウダー、ローリエを省略しても問題ありません。
オーブンで焼くのが面倒であれば、フライパンでそのまま温めてもいいでしょう。
大切なのは、たっぷりのにんにくの入ったソースで鶏肉が煮込まれていることです。
今回はむね肉を使いましたが、もも肉でもいいですし、キツネ氏が実際にジョージアで食べた時は骨付きの鶏肉がごろごろ入っていたそうです。
今回はフランスパンとともに頂きましたが、ごはんと相性がいいことも間違いなし。
ジョージアとは
ジョージアは、2015年まではグルジアと日本では呼んでいました。
黒海とカスピ海に挟まれた小さな国です。 面積は北海道より一回り小さいくらい。
東ヨーロッパもしくは西アジアに区分され、かつてはソビエト連邦の支配下にありました。
ジョージア語を話します。
ジョージアの魅力
文化の融合
さきほども記したように、ジョージアは東ヨーロッパもしくは西アジアに区分され、なおかつロシアの影響を受けていたのでそれぞれの文化が融合した食文化をもっています。
アジアの特色も含まれているので、日本人の口にも合うものが多いとのこと。
実際に旅をしたキツネ氏もジョージアが特に美味しかったと言っています。
葡萄の産地で、ワイン発祥の地でもあるジョージア。
楊貴妃やクレオパトラもジョージア産のワインを愛飲していたそうです。
さらに、カスピ海ヨーグルトのふるさとでもあります。
物価が安い
ジョージアは物価が安いです。
ここでおすすめしたいのが、クラシックバレエ観劇。
日本では少し敷居の高いバレエ観劇ですが、日本よりはるかに安くチケットが買えるので、一度見てみたいと思っている場合には気軽に楽しめるとてもいい機会になると思います。
野良犬と共存
私がジョージアに本格的に興味をもったのは、この野良犬の話を知って以来。
今日の日本ではほとんど見かけなくなりましたが、ジョージアでは今でも多くの野良犬が暮らしています。
危なくないのか、と思いますが全く問題なし。
ジョージアの野良犬たちは国によって管理されています。
主要都市では、耳タグがついた野良犬たちが居ます。
この耳タグは狂犬病ワクチン接種済み、去勢済みの証で、政府によって管理されています。
狂犬病と言えば、全ての哺乳類に感染しうるウイルスで、予防接種をしていてなおかつ適切な処置を行わないと100%死亡するという恐ろしいウイルス。
私も渡馬前に予防接種をうけました。
日本では1950年に狂犬病予防法が制定され、犬の登録、予防注射、および野良犬の抑留が徹底され、わずか7年のうちに狂犬病を撲滅。
野良犬を見かけることも珍しくなりました。
野良犬を捕まえて殺処分する以外に、野良犬にも飼い犬同様に国がワクチン接種を行い、犬と人々の生活を守っている国があるということに感銘を受けました。
ジョージアにいる犬たちは変に近寄ってくることもなく、ともて穏やかだそうです。
人と犬との距離がうまくとられていて、とても素敵な国だと思いました。
そんな素敵な国を自分の目でも見てみたい。
その日が来ることを夢見て。
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